本日は、温々したい日に、横にいてほしいタイプです。
山東京山が『朧月猫の草紙』で、「たゞ人に近くして用をなすものは猫にまさりたるものなし」と記したのもうなずける、本日の美人猫。丸めた前脚、ポニョンとしたお腹、抵抗なく上げられてしまいそうな後脚と、そこかしこから全力の脱力感が伝わってくる一枚です。そして見つめざるを得ないのは、鼻の下のチョビ髭風模様。見つめるたびに触りたくなり、抱き上げて顔を擦りよせ口づけしたくなる、不思議な不思議なブラックホールの入り口と言えましょうか。
[Photo by Idhren]
Latest posts by 猫ジャーナリスト (see all)
- 本日の美人猫vol.595 - 2024年9月28日
- 同居するアルマジロたちとじゃれる子猫、甲羅に阻まれヘソ天を晒す - 2024年9月27日
- 固体から液体になれると信じた猫、諸行無常を悟った顔に - 2024年9月26日