存在自体がすでにかわいい、すなわち、猫のブサ顔はレアな瞬間ということになります。
ただフツーに撮るかわいく写ってしまう猫のブサな瞬間を集める、それを一言で言い表すならば「ビン蓋ジャム」なのは論を待たないところであります。つまり、なぜかおいしい瓶の蓋の裏に付いたジャムだけをこそいでこそいで集めたビン蓋ジャムの猫写真版、本日はそんな写真集をご紹介。その名は『ぶさにゃん』であります。
顔のみならず、ちょっと失敗した瞬間も、『ぶさにゃん』のカメラマン沖さんは見逃しません。こーいう瞬間に出会えるのは、どれだけ長い時間、猫を観察していたのかが垣間見える証左に他なりません。
猫のアクビも、この表情。ファーと口を開けきった瞬間ではなく、いままさにアクビが始まらんとする瞬間にシャッターを切るの難しさは、猫写真を撮るすべての人に共感できるのではないかと思います。本日2月3日は、「ぶ」と「さ」で、ぶさにゃんの日ということで、写真集と関係があるかは不明ですが、毎月23日にはこんなハッシュタグに投稿が集まる模様です。
気になるお値段は税込1296円。2月21日には、湘南T-SITEでサイン会も開催されるとのことであります。
[『ぶさにゃん』/新潮社 via 読者投稿]
Latest posts by 猫ジャーナリスト (see all)
- 懐かしい感じの合体させられた猫、頭上の違和感に目を丸くする - 2024年10月31日
- 新雪に自ら飛び込むサビの猫、黒茶の上に白の毛を纏う - 2024年10月30日
- 束縛されない自由を求める茶白猫、犬に阻まれ柵から出られず - 2024年10月29日