題名は”The Intense Gaze of an Endangered Realm”(絶滅の危機に瀕した領域の強烈な視線)とのこと。
猫の絵がそのまま楽譜となり、さらに猫のシンフォニーになっているということで話題になったアーティストの新作がありましたのでご紹介申し上げます。
猫をはじめとする動物の絵を楽譜に起こす「Sympawnies」シリーズを手がけるイスラエルの作曲家・Noam Oxman氏が公式サイトおよびSNSにてアップしましたのは、トラの顔を描いた新たな楽曲。目を凝らすとリアルなトラの表情が浮かび上がる楽譜が奏でるのは、絶滅に瀕したトラたちの魂の叫びであります。
演奏はYouTubeにて視聴いただくとして、この作品は氏がトラの保護団体への寄付するために制作されたものだとか。アーティストらしい支援方法として思いついたアイデアから生まれたのであります。公式サイトの話をまとめると……。
- 動物(トラが望ましい)の保護を行う団体に作品を寄付したい。
- 寄付先の保護団体には、その作品を篤志家に販売してもらい、活動資金にしてもらいたい。
- しかし報酬ゼロで作品を寄付する余裕は、Noam Oxman氏にもない。
- そこで、総売上が2万ドルに達するまで、トラの楽譜他の氏の作品の「プリント」を販売する。
- 売上が2万ドルに達したら、”The Intense Gaze of an Endangered Realm”の原画を保護団体に寄付。
ということであります。
従来から、収益の20%を保護猫の食事や病気治療に充てると宣言しておりました氏による、トラなど野生動物保護支援プロジェクトであります。プリントの価格は30ドル〜300ドル。ちなみにトラの楽譜の“The Intense Gaze of an Endangered Realm”のシングルプリントは100ドルとなっております。
昨年末に告知されたこの取り組みは、まだ道半ばのようでありますので、猫好きピアニストへのサプライズお土産をお探しの方は、活用されてみてはいかがでしょうか。
[The Intense Gaze of an Endangered Realm – detailed view/YouTube]
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