20年以上、尾道の皆さまに愛された、1匹の三毛猫の思い出が本になりますように。
尾道の駅裏近くで20年以上住み続け、地元の人たちに愛されながら天に召された三毛猫が、絵本として新たな命を紡ごうとしているとの情報をお寄せいただきましたので、読者諸賢にご紹介する次第であります。
地域住人のアイドルとして、いろんな名前を持っていたという野良猫の三毛「ミイ」ちゃんが、虹の橋を渡ったのは2018年の6月13日の夕刻のこと。それまで約20年以上、尾道駅の裏側に住み続けた彼女の生前の姿がこちらです。
死去から2か月後に開催された追悼の写真展には、多くの写真とともにたくさんの思い出話が寄せられたのだそうです。「ミイ」を愛した住民の一人で写真展を企画した緒方智子さんは、ミイの死去の翌年、ミイの絵本化企画「絵本 駅裏のアイツ」プロジェクトをスタート。その過程で出会った絵描きさんとデザイナーさん、印刷会社さんの協力を得ながら着々と歩みを進め、実現へのアクセルをベタ踏みするべくクラウドファンディングをスタートさせたのであります。
尾道の駅裏付近に20年ほど暮らし愛され続けた三毛猫の何気ない日々の何気ない物語。大きな事件もない泣けるエピソードもない。なんでもない日常の中にある沢山の愛。同じ場所に居続けた三毛猫と三毛猫を愛した人々とのエピソード。1日を過ごすように終えた一生。少しだけ切り取り絵本にしました。
「絵本 駅裏のアイツ プロジェクト」
従来から尾道は猫の街として知られておりますが、地元の皆さまと猫との触れ合い、息づかい、心の通い合いが、猫のあの温もりとともに伝わってくるなんとも猫愛にあふれた企画だと、個人的には思う次第であります。
支援の種類は3000円〜10万円までの9タイプで、絵本(A5判縦長、16ページ)がリターンとして届くのは5000円〜となっております。1匹の三毛猫が、どれだけ街の皆々に愛されたか。その愛の深さが手にずしりと伝わる絵本になること間違いありません。
支援の締め切りは2月28日まで。目標金額は300万円となっておりますので、一日も早く目標に到達し、「ミイ」ちゃんの思い出を肌で感じられる絵本が完成することを心より祈る次第であります。
[駅裏のアイツ 懐く、甘える、怒る。/YouTube via 絵本 駅裏のアイツ プロジェクト]
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