使っているのは舌の表面ではなく、舌の裏側でした。
ピチョピチョペロペロとミルクを飲む猫を、クローズアップ高速度撮影で観察したところ、器用な舌の使い方が明らかになりました。人間には真似できない舌の動きをご覧ください。
舌の先を上に曲げて掬うのではなく、下側に曲げて匙状にし、そのまま勢い良く口の中へ引っ込めて、パクリとミルクを口に入れる様子が記録されております。どうりで顎の下がびちゃびちゃになったり、猫ニキビができるわけであります。
よく観察すると、そのほうが口を開けずにすみ、効率良く水分を口に運べるのが分かります。舌の上面を使って舐めるように飲もうとすると、水を掬ったまま長い舌をしまうためには、上顎をより大きく開けねばなりません。下顎のほうが可動域が大きいので、水をたくさん口に入れられるのでしょう。
じっと眺めておりますと、自宅の猫の水飲み動画をスマホに収めたくなりますので、ぜひその衝動はご自宅で発散ください。
[How a Cat Drinks – Amazing Super Slow Motion 2000FPS/YouTube]
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