
今日みたいなレイニーデイには、こんな表情を浮かべて外を眺める猫がそこかしこにいそうです。
本日の美人猫は、窓を見つめてもの思いに耽る純白の猫。右側の横顔と、窓に映る正面の顔と、2つの顔を一度にご覧いただける一粒で二度美味しい案件であります。
白猫自身は目にすることができないこの表情に、意味を求めてしまうのは因果論に魅せられがちな人間の悪い癖であります。猫の表情は無の境地であり、人間が得ようと藻掻き尽くしても得られぬ悟達者の姿そのものなのです。大家の言葉を借りるならば、美しい「猫」がある、「猫の美しさ」という様なものはない、といったところでしょうか。
[Photo by Oleg Danylenko on Unsplash]
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