赤いバケツの中から、見得になる猫。たった1匹で絵面の見得を形作っております。
本日の美人猫は黒い顔にギラリと光るアンバーの目。向かって左の目はググッと内に寄り、口元の白い模様はキッと結んだかのように。当代市川ニャン十郎の見事な見得であります。
「見得を切る」は誤用で「見得をする」が正しいなんて話が辞書などにもありますが、江戸時代の用例を見てみると古くは「見得になる」と言ったようでして、「見得をする」という用例はざっと調べたところでは皆無だったため、なんちゃら仕草に類するものかどうか、この猫のようにキッと睨みをきかせつつ、今後の研究・調査の進展に期待したいところであります。
[Photo by Marina Khrapova on Unsplash]
Latest posts by 猫ジャーナリスト (see all)
- 総選挙後に官邸に集まる報道陣を、自ら視察しねぎらう猫 - 2024年10月25日
- 雨の中配達員を歓待する猫、僕のうちの前にようこそ - 2024年10月24日
- ニュートンが憑依した猫突然に、慣性の法則を見つけた瞬間 - 2024年10月23日