ご飯の間も、こうやって全身全霊耳を傾けておるわけです。Buddyですから
ペンシルバニア州バークス郡にあります、猫などの動物保護&里親探しを行うシェルター施設「Animal Rescue League of Berks County」では、施設の保護猫に読み聞かせられ役をやってもらえる「Book Buddies」プログラムが実施されています。対象となるのはgrades 1-8とのことなので、6〜14歳の音読ができる子どもたち。シェルターの営業時間内で、保護猫ルームにて本を読み聞かせができるというわけであります。フィラデルフィアのローカル放送局「WHYY」が、2014年に取材した映像がYouTubeにアップされていましたのでご覧くださいませ。
シェルター公式サイトの「Book Buddies」ページによれば、元々、スタッフの一人が息子のシェーン君のために始めたもので、シェーンは猫に本を読み聞かせるが大好きだったことから、このBook Buddiesプログラムが生まれたとのことです。
子どもたちは読書の鍛錬になり、シェルターへの社会貢献となり、読み上げる声は猫の子守歌になるわけで、win-win-winの三方一両得といった塩梅でありますが、実際の映像を見ておりますと、ご飯を食べながらも読書の声に耳を傾けていたり、眠るどころか「兄ちゃん、ちゃんと読んでるかね」と耳の後ろのニオイを嗅ぎに来たり、読み上げる子どもの側にぴったり寄り添ったりと、ボランティアにしてはしっかりと、猫も子どもをケアしている様子がうかがえます。
図書館にいた読み聞かせられ役の猫とともに、盲導犬のように読み聞かせられ役猫が認知されまして、日本の各所の図書館や猫シェルターや保護猫カフェにて活躍する日が来ることを、切に願う次第であります。
[Kids read to cats in Berks County, Pa./YouTube]
- ダンボールのテープを切りたいそのときに、リアルな猫の手借りて解決 - 2024年11月21日
- 猫型の後ろ姿のキーケース、猫後頭部の手触りも再現 - 2024年11月20日
- 吾輩の足にもあの柄欲しいから、キジトラ子猫靴下を盗む - 2024年11月19日