約1年半前の、2017年4月30日の出来事でした。
イギリス公共放送BBCが当時報じたところによりますと、ロンドンシティ空港近くの、マリーナとテムズ川を結ぶ運河周辺で、港湾事務所の職員が世話をする地域猫・フィリックスがこの日、雌猫と追っかけっこの末、誤って運河に転落した様子が、偶然監視カメラで記録されました。ボチャンとしぶきを上げて落ちるフィリックス。雌猫はスタコラサッサと立ち去りますが、この模様を見ていた通りがかりの英国紳士はすかさず駆け寄ります。
自力で泳いで壁沿いのひもを伝って、少し這い上がってきたところに、かの紳士は身を乗り出して手を伸ばしてフィリックスをサルベージ。トボトボした足取りで住まいと見られる考案事務所っぽい建物の玄関に戻るフィリックス。紳士はさもなにも無かったかのように、元来た道を後戻り。名も告げずに立ち去ったフィリックスの神様は、こうして時を越えて遠く離れた島国でブログ記事になってしまったわけであります。悪事千里を走る時代でありますが、善行も同じくらい走る時代になったのは喜ばしいことではないかと思われます。
ちなみに、フィリックスの落下地点はこちら。
その後のフィリックスはケガもなく無事だったとのことであります。
[勢い余ってテムズ川に猫どぼん 通行人が救出/YouTube]
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