ライバルとして『猫蔵』または『nekodau』が出るのも時間の問題でしょうか。
『現代用語の基礎知識』でおなじみの自由国民社から、全編総力猫用語かつ猫グラビアが満載の、アレ風猫事典『現代にゃん語の基礎知識2018』が刊行されたとのことで、猫ジャーナル読者諸兄の猫知識補充アイテムとして、謹んで紹介する次第です。写真の割合の高い一例として、「ごめん寝」の解説はこんな感じです。
本家の体裁は取っているものの、あとがきに
本書は、なるべく多くの方々に、猫の魅力を共感していただいたり、さまざまな情報のさわりをご提供したり、猫のことを考えるきっかけにしていただけたらうれしいと思って制作しました。
とあるように、辞典や事典には載っていない猫に関する用語を幅広く集めたものとなっています。
日々猫の話をコタツを中心にネットで探している者としても、すべての猫用語を追うには力が及ばないわけでありまして、こういった書籍編集者さんの汗と涙と努力の結晶をありがたく拝読せずにはいられません。パラパラとめくってみますと、「4Dミート」や「多頭飼養届出制度」などなど知らない用語もこれだけあるかと、自らの見識の狭さを感じる次第であります。
これでもかと掲載された猫写真のほか、日本のノラ猫研究の第一人者・山根先生のコラムや、イラストレーター・岡田千夏さんの手によるかわいらしい猫絵による図解など、読み物・猫写真集としての見どころも満載であります。気になるお値段は税抜き1300円となっています。
[現代にゃん語の基礎知識2018/自由国民社]
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