毒を持っていない、アオダイショウですので、安心してご覧いただけます。
猫が飼い主へ獲物を届けるケースで、ヘビが供物になる事例が散見されるところから、ヘビとの戦いにおいては割と高い勝率を記録しているものと推察されます。負けるときはコテンと負けるのに、ある特定の相手には、めっぽう勝率がいい、分かりやすい例を挙げるとすれば、やはり北の湖と朝潮でしょうか。
引き戸前に佇むアオダイショウに、間を開けた立ち会いから徐々に距離を詰めていく、縞猫マロちゃん。固まった尻尾が緊張感を感じさせます。にらみ合いから飛び出る猫パンチ、アオダイショウの逆襲に飛び退く猫。そして勝敗を決めたのは、1分20秒ごろ。猫パンチと蛇アタックの一巡から、ぐぐっと身を乗り出して前進するマロに怖じ気づいた蛇は、すすっと頭の方向を変えて、スタコラサッサと退却。追いかける猫の頼もしさたるや、昭和60年春場所の、若嶋津を寄り切って優勝を決めた朝潮を彷彿とさせる、後ろ姿であります。
[ネコとヘビの決闘The duel of the cat(name is MARO) and the snake(The name is unidentified.)/YouTube]
Latest posts by 猫ジャーナリスト (see all)
- 指先からシッポの先までシンクロする猫、周期を合わせて動きを同調 - 2024年4月25日
- 行き止まりで立ち往生してこちらを見た猫、目力こめて苦情を訴え - 2024年4月24日
- 鳴き声の大きな黒猫特技が生きる、ガジェットマイクのチェックに活用 - 2024年4月23日