ウラオモテヤマネコがイリオモテヤマネコを助けるわけであります。
絵本『さいごのぞう』を描いた、画家の井上奈奈さんの新刊絵本が猫本という話を伺いまして、謹んで猫ジャーナルにて紹介する次第です。タイトルは『ウラオモテヤマネコ』。裏なのか表なのか、はたまた外側なのか内側なのか。つぶらな瞳の少し不思議なネコと少女が、さまざまな宇宙を旅する物語であります。
ウラオモテの入り乱れる権謀策術の伏魔殿に棲息する清く正しい会社員の皆さまにおかれましては、何かと意味深な言葉にも聞こえますが、そういう話ではなく、
とのこと。
ちなみに、このタイトル『ウラオモテヤマネコ』は、作者の井上さんが西表島を旅した経験から生まれたものだったそうで、その井上さんから、猫ジャーナルに寄せていただいたコメントは以下にて。
1000枚にわたるスケッチを経て生まれた『ウラオモテヤマネコ』。この度、装丁家・サイトヲヒデユキさんの元で美しい一冊の書物となりました。描きたかったのは猫を通じて知った宇宙。そして、世界が今まで続いてきた秘密。猫好きの方もそうでない方もご覧になっていただければ嬉しいです。
また、この絵本の売り上げの一部は、インスピレーションの元となった、イリオモテヤマネコが助かる基金へと寄付されます。
裏と表のそのまた裏の世界から、不思議な猫が物語を語る絵本。発売は6月30日の予定です。ご予約はAmazonでどうぞ。発売の前後で、各所でイベントも開催されるそうです。お近くの方はぜひどうぞ。
6月21日(日) 14時〜:八重洲ブックセンター本店 8F ギャラリー
6月24日(水)〜30日(火):ウラオモテヤマネコ原画展 EARTH+GALLERY(木場)/無料
※月曜日はお休みです
※6月24日にはトークイベント、6月25日にはミュージックイベントあり。左記の2つのイベントはいずれも有料です
※6月28日はキッズデイ。14時と16時に読み聞かせ会あり。また、同日28日の18時からはクロージングパーティあり。いずれも無料です
[ウラオモテヤマネコ/堀之内出版]
- ダンボールのテープを切りたいそのときに、リアルな猫の手借りて解決 - 2024年11月21日
- 猫型の後ろ姿のキーケース、猫後頭部の手触りも再現 - 2024年11月20日
- 吾輩の足にもあの柄欲しいから、キジトラ子猫靴下を盗む - 2024年11月19日