「ただし、手品ができる人に限る」という、追い風参考記録的な動画ではありますが。
「猫に小判を見せたやうで、よひやらわるいやらひとつもがてんまいりませぬ」てな話から生まれた諺を、実際にやってみると案外面白かった、という、言葉という道具が産み出す高度な本末転倒力を発揮した動画を見つけて参りましたので、金曜日のお昼休みのウキウキウォッチング用にご覧ください。あちこちそちこち飛んでます。
手品によって踊る小判に翻弄される子猫。最後には、バシッとたたき落とし、抱っこキックで我が物としております。勝手なアフレコで、お金に惑わされる現代社会の病理とかなんとか、もっともらしいことを言っても様になりそうな執着っぷりです。
ネットは広大でありますから、いつの日か、誰かが本物の小判を猫に与えている動画をYouTubeにアップしてくれるんじゃないかと、ネットの片隅から希望と祈りを捧げる次第です。ニコ動でもvimeoでもいいです。天正大判だとなおいいです。ぜひとも宜しくお願いいたします。ちなみに、「猫に小判を見せたやうで…」の出典は、近松門左衛門の記した、舞台や役者の評判記『野良立役舞台大鏡』で刊行は貞享4(1687)年となっております。このあたりは、いつしか猫の日本史で取り上げたいところです。
[猫に小判・マジック/YouTube]
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