
多くの猫が罹患する、慢性腎臓病。我が家の2匹の三毛猫たちも、ご多分に漏れず、日々ラプロスをゴックンちょしているわけでございますが、その慢性腎臓病を治療薬開発を目的とする一般社団法人AIM医学研究所が、治験を推進し創薬を実現するために設立した株式会社IAM CATにて、このたび「いくつかの地域で、特定のステージの慢性腎臓病の猫がどのくらいいるかについて調査」を実施するとのことで、同社サイトにて「調査(血液検査)参加猫募集」が告知されておりますのでご紹介いたします。
募集要項によりますと、募集期間は2025年2月~3月頃で予定匹数に達し次第終了とのこと。約1 mLの採血を行い、「クレアチニン」や「尿素窒素」など腎臓機能に関連する数種類のマーカーを解析するのが目的であります。前提となる要件は、「過去に慢性腎臓病の症状があると獣医師により診断された、現時点で10歳以上の猫」となっております。
参加(検査)費用は無料ですが、指定の動物病院まで来院が必要で、交通費等は自己負担となります。採血を行える動物病院の所在地など、募集に関する詳細情報は、公式サイトをご確認ください。
検体が十分集まり、AIM猫薬の開発が一日でも早く進むよう、すべての猫飼い主の思いと共に祈る次第であります。慢性腎臓病のお薬を飲ませる苦労、口に入れたはずのお薬が部屋の隅に吐き出されたのを見る切なさ、そして猫が薬を飲む苦労がなくなる日が来ることを願っております。
昨年にTBSで取材・放送された動画も合わせてご覧あれ。
[調査(血液検査)参加猫募集/株式会社IAM CAT]
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