イエネコ篇に続き、今回はライオン篇です。
オハイオ州のコロンブス動物園で2018年に行われた、動物専用CTスキャナーでの大型猫科スキャンの様子をご覧ください。
ライオンの名はTOMOで、このとき御年14歳。歯周病を長期間患っていたとのことで、その調査のために、当時導入されたばかりの、動物用に改造されたCTスキャン被験者第一号ライオンとなったのでありました。
麻酔で眠っているはいえ、体重200kgを超える巨体をCTスキャナーにセットするのは、8人がかりの重労働。「文字通り大きなCATのCATスキャンですわ」と小さなダジャレを挟みたくなるのも首肯せざるを得ません。診断の結果、歯ぐきの感染症と判明し、その後は適切な治療が行われたそうです。
残念なことに、翌年にTOMOは体調が悪化し、人道的見地から安楽死処置が執られたとのこと。苦しみから解放され、TOMOの魂が安らぎに満ちていますよう祈る次第であります。
[Watch How a Giant Lion Gets a Cat Scan/YouTube]
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