ギリシャで、昨年に自動車事故のために3本の脚を失った猫が、動物福祉協会から獣医師の所へ連れ込まれ、ケガの処置で3回の手術を行ったのち、義足を取り付ける手術を行ったところ、なんとまあ、すぐに歩けるようになったという、オリンピックの話題に疲弊した心が欲していたハートウオーミングなニュースがありましたのでお届けいたします。
手負いの猫が運び込まれたのは、2020年3月のことで、場所はギリシャの都市・ラリサにあるソフィア・ゾイ医師が個人経営する動物クリニック「Veterinary Clinic Of Larissa」。動物福祉協会の人々により、古代ギリシャ神話の英雄の一人にちなんで「ペルセウス」と猫は名付けられました。
ロイターによるインタビュー動画で、彼女の語るところでは、義足を取り付ける手術が終了し、10〜15秒ほどで前から付けていたかのように歩きだしたとのことで、あちこちを探検するペルセウスの姿や、ヘソ天スタイルで医師と遊ぶ姿も記録され、その回復ぶりに世界中の猫愛好家から応援のまなざしが注がれております。
里親希望の声も多く寄せられているようですが、ソフィア医師の言葉からは、すでに強い愛着を持って接している様子がうかがえます。猫ジャーナルとしてもペルセウスの幸せを、海の遠くから一方的に願い続ける次第であります。
[保護猫のペルセウスに、3Dプリンター製の義足 ギリシャ/YouTube]
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