二次元の写真から、立体的に立ちのぼる気品が感じられます。
本日の美人猫は、画面の端々から、目から鼻から口元から、そして白黒茶色の毛の1本1本から圧倒的な気品を漂わせる三毛猫さん。元々「気品」とは、「品(しな)」、すなわき高貴な人が備える人格や「品のよさ」が「気」のごとく立ちのぼるという意味でして、まさにこの三毛猫の写真は、その字面の通りなわけであります。
古くから、日本の宮廷でも猫を飼っていたのはご承知のとおりですが、きめ細かく手入れをすればするほど、美しくなり、気品を漂わせる生き物がすなわち猫だったわけでありまして、美しい猫を手元に置けること自体が、一種のステータスの高さを示していたんではないかとさえ思う次第です。
多くの人が猫を飼い、美しい猫が増えた現代に過ごせる喜びを感じさせる一枚でありました。
[Photo by Cassidy James Blaede on Unsplash]
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