必要なのはちょっとの絵心と画筆と穴の開いた画用紙、そして猫との信頼関係であります。
画力デッサン力構成力忍耐力観察力。絵を描くのに必要なあらゆる努力をすっ飛ばし、まるで本物のような猫の絵を描ける方法が見つかりましたので、謹んでご紹介申し上げる次第です。
モデルとしておとなしく穴から頭を出しているのは、先日ヘッドマッサージャーでウネウネされておりました、スコティッシュストレートのHosico君。白い顎から上へ上へと筆を運んで、徐々に濃い茶色へとグラデーションさせていくテクニック、陰影を巧みに使い立体感を豊かに描く技法、毛の1本1本を緻密に繊細に描き分け、ふんわりとした風合いはリアルそのもの。と茶番めいた解説はもうそろそろ飽きたころでしょうか。
この画法の特筆点は、猫を描くと猫が気持ちよいという点でありまして、眉間から頭頂部、顎の下から顎の先、ほっぺに耳元鼻の先と、画筆が猫を顔を滑りますとうっとりとした表情が浮かび上がってくるのであります。複数の筆を用いた異なる感触でのフェイシャルマッサージで、今まで見たことのない猫の表情が見られるかもしれません。そこに至るまでには、日々の触れ合いによる信頼獲得を怠りなきようよろしくお願い致します。
[Today is master-class: how to paint a cat/YouTube]
Latest posts by 猫ジャーナリスト (see all)
- ダンボールのテープを切りたいそのときに、リアルな猫の手借りて解決 - 2024年11月21日
- 猫型の後ろ姿のキーケース、猫後頭部の手触りも再現 - 2024年11月20日
- 吾輩の足にもあの柄欲しいから、キジトラ子猫靴下を盗む - 2024年11月19日