どこにでも、いそうでいない、うちの猫。世界でいちばん、くろやかわいや。
毎週土曜日恒例の美人猫でありますが、本日は令和最初の美人猫。和和(かずかず)さんから投稿いただきました、およそ2歳の「くろ」であります。
元野良猫の雑種で、真っ黒に見えますが、脇と胸に少しだけ白い毛が混じってます。出会いは、昨年の春頃、自宅近くのごみ捨て場でした。その後、暑くなる前に保護し、我が家に迎えました。白血病のキャリアですが、発症することなく元気にしています。とにかく、よく甘え、よく遊び、よく食べます(何でも食べようとするのが、心配ですが)。
しばらくの間、猫が好む箱や袋を怖がり、近付くことも出来ませんでした。写真は、初めてレジ袋に入った時の写真です。
くろたん、もう何も怖がらずに、自由にして良いのだからね。あなたが来てから、毎日が楽しいです。一緒に長生きしようね。
元々改元とは、まったく意味の無かった言葉が、1つの時代や世代を表すまたとない言葉になるというワクワクを伴う瞬間であったはずでして、今回の令和への改元で、一世一元の制で失われていたその「瞬間」が復活した、といえるわけです。猫の名にしても同じようなことがいえまして、それまで名無しの家なき子だった猫が、飼い猫となって名前が付くと、まったく意味の無かった猫の名が人生に欠かせないものとなり、それまでの猫のいない生活が信じられないほどに、飼い主の人生を豊かに彩り、新しい生きる意味を付与するのであります。ちょっと言い過ぎですかね。まあこんな機会でもないと言えませんので、そこは看過いただければ幸いです。
そんな話を思いつくほどに、くろちゃんの顔は美しく、瞳は麗しく、令息もしくは令嬢というにふさわしい愛らしさであります。レジ袋に入った瞬間のこの顔も、和和さんとその家族との人生に刻まれた歴史の貴重な1ページ。平成から令和へと変わった瞬間に匹敵する記念すべき瞬間なのであります。和和さんからは、胸元の白い毛が写った写真もいただいておりますので、こちらもぜひご覧あれ。
くろちゃんと和和さんが末永く健やかで、幸せでありますように、心より願う次第であります。令和も引き続き、美人猫をよろしくお願い致します。
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