2018年12月17日

猫本専門書店「書肆 吾輩堂」のリアル店舗ついに開店、本も雑貨も猫分満載


1階も2階も、猫はいませんが、猫分があふれ出しております。

猫本専門オンライン書店として、猫業界界隈ではすでにおなじみの「書肆 吾輩堂」が今月3日についに実店舗オープンされたとの話を伺いまして、スマホを片手に福岡突撃取材を敢行した次第です。場所は福岡市中央区六本松(地図はこちら)。最寄りの駅は福岡市営地下鉄七隈線の「六本松」駅で、2番出口から徒歩で約7分。目印は「290円ラーメン」の唐木屋とセブンイレブンの間の道を通ってほぼ道なりに真っ直ぐ進み、「DAY’S CUP cafe(デイズカップカフェ)」まで来ればもうすぐ。

吾輩堂が店を構える路地の入り口は、この看板が教えてくれます。

天神からの道のりは「天神南」駅まで歩いて七隈線に乗るか、地下鉄空港線の天神の隣駅「赤坂」で降りて、大正通沿いの「赤坂門」バス停から「六本松大通」へと向かうルートが好適です。「六本松大通」のバス停から吾輩堂までは、徒歩で約5分です。ええーいもう面倒だから天神からタクシー乗っちゃえ、という方は「NHK福岡放送局の近くの六本松一丁目交差点まで」と伝えるとスムーズかと思われます。料金は1000円くらいです。

おなじみのロゴの暖簾をくぐると、壁一面に猫本満載の大きな書棚が猫好きを出迎えてくれます。こちらの書棚と中央のテーブルは、かつて九州大学の箱崎キャンパスで使われていた備品で、「九大什器保全活用プロジェクト」を通じて、この場所で猫本の寝床として再利用されたものです。本棚と倉庫にあるものも含めると猫本蔵書は4000〜5000冊にもなるとのことです。

ちなみに、以前はこの六本松にも2009年まで九大のキャンパスがあり、築50年ほどのこの建物も以前は九大生向けの下宿だったそうです。長らく空き家だったこの物件に、吾輩堂店主の大久保さんが出会ったのは今年の1月。ネットの猫本専門書店を始める前からずっと実店舗構想は持っていたものの、なかなか条件に合う物件には出会えず、5年以上の探索期間を経て、ついにこの六本松の地でこの物件を見つけたのだといいます。

1階は書店スペース。両面の壁に所狭しと、古書新刊のほか大久保さんが海外で買い付けた希少な猫本が並びます。どの背表紙を見ても、どの本を取っても、すべて猫本であります。レジスペースには千客万来を願っての招き猫。入り口上の隠しスペースにも招き猫が鎮座し、レジの柱には招き猫発祥の地とされる豪徳寺の御札も貼られています。

教えられないと気付けない、隠し招き猫

2階は六畳二間の雑貨スペース。猫用食器に猫文具、猫ハンカチに猫ハガキ、猫のオモチャに猫手ぬぐいなど、すべてのアイテムに猫ネコねこ。歪みねぇなと呟かざるを得ないレベルで一切ブレがありません。普段はきつく締めがちな財布の紐も、思わず解放せられる場所であります。

 

このスペースはピクチャーレールも設置され、猫作家向けにギャラリーとして貸し出す予定だそうです。また、1月13日(日)には、実店舗オープニング記念として、店舗近くの福岡縣護国神社・参集殿にて小説家の原田マハさんのトークショー「吾輩たちは猫作家と猫店主である」が開催されます。『芸術新潮』編集部の伊熊泰子氏をモデレーターに、原田マハさんと吾輩堂店主とで、猫愛にまみれた猫本の世界について語られるとのことであります。入場料や予約についての詳細は公式ページから

2階から1階へと階段を下りると、絵本作家の小沢良吉氏の絵も。

 

店内では猫本猫雑貨が購入できるだけでなく、飲酒も可能。ノンアルコールや軽食は近隣の「DAY’S CUP cafe」や「みんち焼きの萬福」で楽しめます。

「10年以上借り手が付かなかった物件で、廃屋に近い状態でした。借りることを伝えたときには、大家さんがビックリしたほど(笑)。この実店舗を通じて、猫本だけでなく書籍全体の売上アップにつながってくれればと思っています」と、店主の大久保さんは語ってくれました。

約5000冊の在庫のなかからオススメの一冊を伺ったところ、柳瀬尚紀氏『猫文学大全』とのこと。

福岡へ立ち寄られた折の、適度な徒歩運動猫分補給飲酒微酔に好適かと思われますので、飛行機を敢えて一本遅らせてお立ち寄りいただくのがよろしいかと存じます。定休日は月曜と木曜、お盆と年末年始で営業時間は11時〜18時となっています。近日中にはクレジットカード決済にも対応予定とのことでした。

誠に僭越ながら、猫ジャーナル謹製のブックマーカーをレジ横に置かせてもらいました。こちらは無料で配布しておりますので、購入された書籍または雑貨と合わせてお持ち帰りください。

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