「木魚の拍が表か裏かは宗派によって違う」「木魚を裏拍で打つとアグレッシブに聞こえる」と、木魚に関する都市伝説は枚挙に暇がありませんが、猫と木魚との関係性も加えられる可能性が出て参りました。
桴(ばち)と、それに打たれる木魚の間に割って入り、自らを叩けと催促する猫が観測されております。さっそくその模様をご覧いただきましょう。
音が聞こえるやいなや、そそくさと画面奥から登場する黒白猫。猫飼い主さんには聞き慣れた声であろう、掠れた甘え声を出しながら、桴の下へと着実に移動。腰のあたりをポンポンと打たれると「うむ、くるしゅうない、もっとやれ」といった表情でカメラを一瞥。桴が移動すれば、それに追随して自ら打たれに行き、再び甘え声で訴えます。
仏道修行の一環か、はたまた極楽浄土へ衆生を導く仏の仮の姿か、定かではありませんが、読経時などに突然木魚の音が途切れたら、そこに猫がいないか確かめる必要がありそうです。ちなみに、『数え方の辞典』によりますと、木魚の数え方は「個」「台」または「枚」なのだとか。その理由は
木魚は、禅寺で食事の合図に打ち鳴らす、平らな魚形の板であることに由来し、「枚」で数えることがあります。
とのことです。
[木魚猫~たたかれ好きな猫/YouTube]
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