
今日も最後の一両を犠牲にして、目的地まで突っ走るのでありました。
最高時速は240km、ボストンからニューヨーク、ワシントンD.C.を結ぶアメリカ唯一の高速鉄道「アセラ・エクスプレス」。その運行は模型と言えども険しい道のり、今日も今日とて猫との戦いであります。
HOゲージと思しき線路幅にて、アテレコの爆音を響かせながら線路を行くアセラ・エクスプレス。キツイカーブを徐行しながら進むと突然の緊急停止。ピンクパンサーのテーマに乗って登場したのはハチワレ黒猫さん。それとなく通過して事なきを得ようと思いましたが、そうは問屋が卸しません。数回やり過ごして間合いを詰めた後、一両目に猫パンチ、運転席を見つめる様子は怪獣映画さながらの緊張感であります。
順法闘争よろしく前方に動物を認めたため、徐行を行うアセラ・エクスプレス。猫を刺激せず最後尾の車両まで無事通過できたと思った瞬間、激しい猫パンチが最後尾車両を襲い、衝撃音と共に脱線転覆。しかし、同時に連結器も外れたため、最後尾車両をトカゲの尻尾よろしく生け贄として猫に捧げ、そのまま去って行くアセラ・エクスプレスでありました。定時運行のためには多少の犠牲も止む終えないという判断だったようです。
[The Cat and the Train/YouTube]
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