
猫の瞳に潜む深淵を見つめているとき、深淵もあなたを覗いているのだ。
ドコノドイツの哲学者ニャーチェの名言でありまして、その前言は「猫と対峙するとき、その過程であなた自身も猫になってしまわぬように」に違いありません。
その心は、「人間まで猫になってしまったら誰がご飯を用意するのだ」であります。猫は猫、人間は人間で大変なんであって、猫のほうが気楽だと思ったら大間違い。お前のような飼い主をしつけてご飯を忘れぬように、日々神経を尖らせておるのだぞ。私以外私じゃないのをBGMにそんな真理を諭しているかのような目であります。
[Photo by Anderson Conceição on Unsplash]
Latest posts by 猫ジャーナリスト (see all)
- 虹渡るあの子の面影シッポから、思い起こせる猫のお位牌 - 2025年5月22日
- 玄関のカメラで飼い主を呼ぶ猫、つぶらな瞳でドアを開けさせ - 2025年5月21日
- 最新型のセルフ遊びに興じる猫、頭上のライトで無限狩り気分 - 2025年5月19日